治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.136】治療後一時症状悪化その後1カ月経過で症状改善した患者様

患者様

50代 女性

2023年10月治療 治療から約12カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5、5/s)に椎間板ヘルニアが認められます。

治療前の経過・治療について

2022年10月右下肢に痛みを感じる

2022年11月起床時に腰に痛みを感じるが立ち上がると楽になった

2023年6月近医の整形外科を受診し脊柱管狭窄症と診断。リハビリをしながらの経過観察となる

痛みが改善しない為、当院受診

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前1999
治療から1週間後1099
治療から1か月後5070
治療から3か月後3250
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、間欠性跛行は無くなった。腰の痛みは少し残り、しびれは今も強く残っている。

1か月経過時、腰の痛みが強くなってきた。しびれは立っていると強くなるが座っていると我慢できる程度。

3か月経過時、一時痛み止めを服用するぐらいに症状が悪化。今は痛み・しびれともに少し良くなってきている。

6か月経過時、治療から4カ月経過した頃から腰・下肢・しびれが同時に良くなった。

今回の患者様は、治療中のブロック注射により腰痛が一時改善致しました。

その後ブロック注射の効果が切れて腰痛が再度再燃したと思われます。

セルゲル法は一時的に症状が増悪することがあります。今回の患者様も同様のケースとなります。個人差はありますが治療後3~6カ月程度で改善することが多いです。

また、痛みやしびれの部分が変化した場合もその後改善する傾向が高いです。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長